アジア・太平洋地域は昔話の宝庫です。楽しい話、わくわくする話、ちょっと怖い話、どこかで聞いたことがあるような話、その国の文化が色濃くでている話……。ユネスコ・アジア文化センターはこうした昔話をアニメーション化して、各国の放送局や図書館を介して、子どもたちへ届けています。
 
白いゾウ(インド)
王様の庭師のシャンカルは、ある晩、雪のように白く美しいゾウを見つけ、そのゾウのしっぽに掴まって天界に..。そこではすべての物が地上の数十倍の大きさで、色も香りも味もすばらしい。おみやげに持ち帰った果物を見つけた村人たちは、シャンカルと一緒に天界に出かけようとするが...。
ユーモア溢れるお話に、インドの伝統的な絵画様式が取り入れられた美しい作品です。
 
太陽と犬(タイ)
緑の小犬はみんなの生活を司る太陽がうらやましい。太陽は言う。「いいよ、かわってあげるさ。」太陽になった小犬は大喜び。だって、みんなが僕の思うがまま。あれあれ、雲がでてきた!あー、これじゃみんなに見えないじゃないか。うーん、やっぱり今度は雲になりたい!はてさて、どこまで続く?小犬のなりたいもの。そして、最後に小犬がなりたかったものは?
 
蓮の花の姫(中国)
ある日、若者がうたた寝をしていると、突然見知らぬ女王から宮殿への招待状が届く。婚礼をあげ、幸せな生活を送る二人だったが、ある時、巨大なうわばみが宮殿に押し入り...。
中国の『聊斎志異』(りょうさいしい)の中の一編をアニメーション化したこの幻想的な作品は、フランスのギメ東洋美術館も絶賛しました。