アジアの土の文化大集合!
 
 子ども向け環境の本シリーズ第4作目『THE EARTH』(大地)が、ついに完成しました。  アジアに住む49人の作家やイラストレーターが、土について、大地について、文化と社会問題、公害を腕を奮ってかいた作品を一冊にまとめて出版したものです。イラン、マレーシアなど15か国が制作に参加しています。

 土についての科学の知識を伝える最初の章は、フィリピンと日本の絵本作家が協力して、できるだけ楽しく読んでいただけるような科学のページにしました。  第2章は、アジア各国で起きている大地の問題、土の問題を、10人の作家が報告する「大地が危ない!」という章です。

 アジアでは、ごみ問題は、例えばインドやネパールなどではカースト制度など伝統や文化と深く結び付いていて、環境問題を文化という視点から考えることが不可欠です。ここでは、ベトナム、フィリピン、マレーシアの作家が、自国のごみと土のかかわりを報告しています。ベトナムからの報告は、ベトナム戦争の枯葉剤に含まれるダイオキシン類で死んだとされる森を生き返らせようとするホーチミンの人々の運動についてのものです。

 章の終りでは、日本からの報告として、ごみ処分問題を宮田秀明さん(摂南大学教授)が、公害問題への取り組みや地球の大地の問題を宇井純さん(沖縄大学教授)が、子どもたちにわかりやすく説明しています。

 さて、最後の章では、アジアの土にまつわるさまざまな文化を紹介しています。  中でも愉快なのは、イランの人達の土に関する考え方、インドの古典リグ・ヴェーダの土に関する一節を紹介するもの、などなど。とにかく、楽しい情報が満載されています!  作家・探検家CWニコルさんの推薦文付。

THE EARTHは、B5判74ページ(英文)、4色刷り、1600円。購入に関するお問い合わせは、こちら