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Project
背景
ホリスティックな概念である持続可能性は、持続可能な開発の戦略のすべてが、生態系のバランス、生活の安全、格差の解消を含む環境の持続可能性を基本的なテーマに据えることを要求する。環境と経済のバランスの急激な悪化は、深刻な問題である。解決の糸口は、生涯学習とコミュニティの能力開花を通じて、ローカルな問題として取組むことではなかろうか。ダッカ・アーサニア・ミッション(DAM)は、このような視点に立ち、バングラデシュ農村部において女性、子ども、障害を持つ人々など弱い立場に取り残されたコミュニティや個人が、然るべき社会サービスを利用できることを目指して、COEプロジェクトを立案した。
COEプロジェクトでは、対象地域における教育を地元のニーズに合致させ、コミュニティに根差した市民による統合ネットワークを構築する。効果的なロビイングや草の根の開発計画や実施を行うネットワークの構築や強化は、コミュニティが自らの開発問題に主体的な役割を果たす一助となるであろう。またDAMは、環境に絡む要素が、横断的な課題として、いかに他の領域の活動と統合された形で提起できるのか、その方法を明確に把握できるようになる。コミュニティに根差すネットワークを通しプロジェクトの計画や運営を行う中で、地方自治体、青少年、その他の利害関係者は変革の主体となる。彼らが教育の方向転換をし、公的サービスへの利用制度を公平化し、自然及び社会的環境の保全を担うのである。
プロジェクトの目的
困難な立場に置かれたコミュニティの受益者が、各々のニーズと権利を充足する機会を保障し、人々のより持続的な生活の営みに寄与するため、教育の方向付けを行うこと。
具体的目標は以下の通りである。
- 持続可能な開発のための環境教育や社会サービスを改定するため、コミュニティのニーズを測定する。
- ESDに関して、教育者、利害関係者、地方自治体の能力開発を行う。
- 生活技能スキルの研修を改定し、ESDの諸課題を盛り込む。
- ESDの政策提言を通じて、子ども・女性・青少年の脆弱な立場を緩和させる。
- コミュニティの能力開発により、公正・正義の実現を図る。
- コミュニティを基盤とする経験知を地方、国、アジア太平洋地域レベルの主流へと組込む。
期待される成果
- 対象コミュニティの状況調査報告書
- バングラデシュにおける環境分野の既存マニュアル及び教材に関するレビュー報告書
- 教育者、利害関係者、地方自治体のための研修マニュアル
- 環境問題についての学習指導教材
- 参加型評価システムの手引書
- 影響調査と教訓の報告書
Profile
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DAMについてダッカ・アーサニア・ミッション(DAM)は、1958年、教育者、哲学者として著名であったHazrat Khan Bahadur Ahsanullah氏により設立された。現在、バングラデシュの教育分野における有数のNGOとして活動する。1995年以降、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)による「女性のための識字教育センター(LRC)」としても機能し、アジア太平洋地域の識字や生涯教育の分野におき、数多くのサービスを提供している。 DAMの活動内容は、研修の企画や運営、革新的なパイロット事業の実施、教材制作、生活の質の向上のための情報通信技術(ICT)の活用、研究及び政策提言などである。教育分野において培った専門性と関心に基づき、DAMは教員養成校、初等教育及びノンフォーマル教育の実施機関、職業技術訓練校、科学技術大学、情報通信技術研究所、図書推進センターなどを運営する。 地域社会に根差す活動としては、子どもから成人の非識字者まで幅広い年齢層を対象としたノンフォーマル教育、同等性プログラム(EP)、技術訓練を含む生涯教育、所得創出のための信用貸しサポート、環境保全、居住や災害対策への支援などを実施する。 国内及び国際的なレベルでは、DAMは様々なネットワークへ所属し、協同プロジェクトを実施することを通じて、他団体との連携を図っている。DAMが属するバングラデシュ国内のネットワークには、普通教育キャンペーン(CAMPE)、バングラデッシュNGO連盟、都市貧困層のための連合、バングラデシュ子どもの権利フォーラム(BSAF)、飲料水と衛生に関するNGOフォーラム、非営利健康サービス協会(団体名称はいずれも仮訳)である。DAMは、ユネスコと実務レベルで連携し、国連経済社会理事会の協議資格(カテゴリーII)を有している。 |
Photo copyright © Dhaka Ahsania Mission (DAM)



