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Project
ESDの普及と実践のためのノンフォーマル教育教材開発及び人材育成
モンゴルは156万平方キロメートルの自然の景観に恵まれた広大な領土を有するが、過去10年で環境条件は著しく悪化した。気候温暖化や乾燥化などの自然の変化は、河川や湖水の乾燥、砂漠化、砂塵をもたらすが、人間の活動により引き起こされる汚染や破壊の影響の方がより甚大である。モンゴルの人口密度は低いが、同国人口の250万人のうち、ほぼ3分の2が首都ウランバートルに居住している。
1990年代の深刻な経済問題が人々の生活水準を著しく低下させたことに伴い、貧困が大きな課題である。急速に発展する都市地域では、確固たるゴミ管理の実施が重要な問題であるが、リサイクル制度が存在しないため、使用された製品のすべてはゴミとなる。この問題は最新の高度な技術だけでは解決できるものではなく、人々の教育レベルの増強が不可欠である。また、モンゴルにおける性感染症は、一般人の間だけでなく、学校を中途退学した者、教育を受けていない低所得の大人に見受けられ、増加傾向にある。性感染症の高い発生率は、HIV/AIDSの蔓延を助長してしまう。これらの脅威の被害を受けやすいのは青少年、そしてストリート・チルドレンであり、彼らの行動様式を変えるためには課題が山積する。
1998年に作成された「21世紀モンゴル行動計画(仮訳)」では、教育分野も含めた全国的な持続可能な開発戦略を打ち出している。しかし、「持続可能な開発のための教育(ESD)」と称される概念自体モンゴルでは新しく、一部の限られた人々にしか知られておらず、「環境教育」としばし混同される。
ESDに関するカリキュラムと内容は極端に不足しているか、公教育・ノンフォーマル教育の双方において皆無である。よって、ESD志向の教材を開発・制作することは、ノンフォーマル教育を通して人々の意識を向上させるために非常に重要である。本プロジェクトがESDに資するノンフォーマル教育における能力開発を目指す所以である。ノンフォーマル教育「啓蒙」センターを中心に、パートナー団体がコミュニティの参加を促す重要な役割を担う。
プロジェクトの目標
- 持続可能な開発のためのノンフォーマル教育(以下、NFESD)に関するカリキュラムの開発、及び人々の意識の向上
- 多様なトピックに関する視聴覚学習教材の開発(教科書、本、ガイドライン、CD-ROM、ビデオ/音声)
- NFESDの指導者とファシリテーターの能力強化
- 草の根レベルにおける、コミュニティ学習センター(CLC)及びノンフォーマル教育センターの強化
- CLCを基盤とした遠隔学習による研修の実施
主な活動
- 「持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」関連文書の翻訳と出版
- 先進国における「持続可能な開発のためのノンフォーマル教育(NFESD)」に関する好事例の発掘・調査
- 他国の実践を基に独自のNFESDカリキュラムの開発
- ESDの教授・学習教材の開発制作
- 指導者のための研修の実施
- 重点分野の研修を指揮する教師の選抜
- NFE啓蒙センター及びコミュニティ学習センター(CLC)を介した地域住民への研修の実施
- モニタリング及び評価(報告書作成・プロジェクト最終報告書の提出)
期待される成果
- 「持続可能な開発のためのノンフォーマル教育(NFESD)」のカリキュラム開発
- ESDの基本的知識及び環境問題の解決に役立つ情報提供
- 中途退学した子ども、遠隔地方の学識が低い成人をはじめ、すべての年齢層にとり分かりやすいESD学習教材の制作、及びNFE啓蒙センターを通じた配布
- 環境教育及びESDに関する人々の理解や関心の増大、環境汚染の減少
- NFE職員のESDに関する能力向上
- ESDネットワークの起動、及び研修教材の制作
- ESD政策の策定。
- 成人や学校中退者がCLCを通じて持続可能な開発の研修を受ける学習機会の提供
- 環境教育やESDの学びによる生活の質の向上、健康的な生活に求められる環境保護に関する意識や知識の増強
Profile
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国立ノンフォーマル教育・遠隔教育センター(以下、NFDE)はモンゴル教育文化科学省のもとに設置される政府組織で、「女性のための識字教育センター(LRC)」プログラムを通して、識字教育の改善及び強化に向けた様々な活動を展開する。モンゴルにおける「国連の持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」への貢献を目指す。 NFDEは、識字率を高め、すべての人に開かれたノンフォーマル教育や各種研修の実施を支援する。特に、大人、主婦、中退者、学校に通えない子ども、僻地に暮らすために教育を受けられない者、社会的弱者などが対象である。さらに、DESDの目的の実現に向けて研修教材を開発し、普及させる。それゆえNFDEは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、国連児童基金(ユニセフ)、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)、ユネスコの「アジア・太平洋地域万人のための教育事業(APPEAL)」、国際労働機関(ILO)などの国際機関との連携を重視し、各機関が識字やノンフォーマル教育のプロジェクト実施の一環で開発した研修教材を、モンゴル版に適用し普及させるため、各種のセミナーやワークショップを開催している。2003年以来、NFDEは以下のような約10件のプロジェクトを実施した。「女子・女性のためのノンフォーマル教育」、ユネスコの助成による「遠隔教育を通した中等学校の英語教育」、IPEC/ILOの助成による「等価教育の質の向上と普及」、そしてACCUの環境教材パッケージ(PLANET)のシリーズ1作目及び3作目のローカル版制作及び活用などである。 また、NFDEはアジア太平洋諸国のLRCとのパートナーシップを通じて、それらの国々における好事例をモンゴルの状況に置き換え、普及させることを重視している。 モンゴルにおける「女性のための識字教育センター(LRC)」プログラム/NFDEの目的
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Photo copyright © National Centre for Non-Formal and Distance Education (NFDE), Ministry of Education, Culture and Science
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14.Aug.2008Mongolian Translation of the International Implementation Scheme (IIS) for the UN Decade of Education for Sustainable Development (DESD: 2005-2014)Adapted into the Mongolian language, the IIS document contains local supplementary information, and aims to provide deep understanding on the concept and strategy, as well as leadership, management, p... |
11.Jun.2008Training of Trainers on ESD“TRAINING OF TRAINERS ON ESD” Updates of the project activities: Training of Local Non-Formal Education Trainers Training of Local Non-Formal Education Trainers was conducted for NFE facilitators ... |
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