Asia Pacific Cultural Centre for UNESCO (ACCU)
Asia-Pacific Database on Intangible Cultural Heritage (ICH)

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制作

背景
  1. アジア太平洋地域は、多様な形態を持つ豊かな無形文化遺産を有しています。しかしこの地域の多くの場所で起こっている急速な社会変化のために、この豊かな遺産のかなりの部分が消滅の瀬戸際にあります。この遺産は文化的伝統の達成物であり、創造的なイマジネーションとインスピレーションの源泉でもあることから、それを保存し未来の世代に伝えることは絶対に必要です。
  2. ACCU は1974年以来、アジア太平洋音楽教材共同制作プログラム(MCP)の下で、同地域のユネスコ加盟国の協力を得て視聴覚教材を制作してきました。これまでに800曲以上の音楽が収集されており、カセットテープ、CDまたはビデオ形式で利用できます。視聴覚キットには無形文化遺産に関するテーマも含まれています。
  3. またACCUは1993年以来、専門家(主に芸能の分野)を無形文化遺産のドキュメンテーションと振興に関するワークショップに派遣する事業を実施しています。ACCUはパイロットプロジェクトとして、1997年にラオスで開催されたワークショップ後の地域における伝統芸能の記録制作を支援しています。
  4. これらを含む事業を実施していく間に、各国での無形文化遺産保存・振興の現状に関する情報、及び伝統芸能・民俗芸能の個々の形態に関する実際のデータを収集し普及する必要性が痛感されるようになりました。
  5. 以上をかんがみ、ACCUはユネスコ、日本ユネスコ国内委員会及び文化庁の協力の下に、「1998アジア太平洋地域文化セミナー−無形文化遺産の保存と振興」(東京、1998年2月24日〜3月2日)を開催しました。このセミナーにはアジア太平洋地域19か国から20名の専門家、及びユネスコ代表1名が参加しました。セミナー中に、無形文化遺産の保存と振興に関する各国の現状についての情報が参加国間で互いに紹介されました。今後実施すべき具体策についての見解も交換されました。ACCUは、この分野(特に伝統芸能・民俗芸能の分野)で一歩前進するための活動として、同地域のユネスコ加盟国との協力の下にアジア太平洋伝統芸能・民俗芸能データバンクを開発する計画を提案し、参加者全員の強い支持を得ました。
  6. アジア太平洋伝統芸能・民俗芸能データバンクの開発計画は、ACCUが過去に演じてきた、文化の領域での情報交換の場という役割に一致しています。ACCU はそれ以前にアジア文化組織・機関目録(Directory of Cultural Organizations and Institutions in Asia)(1978)、アジア太平洋文化組織・機関目録(Directory of Cultural Organizations and Institutions in Asia and the Pacific)(1982)、及びアジア太平洋芸術教習センター目録(Directory of Artistic Training Centres in Asia and the Pacific)(1986)を刊行していました。教育分野での最近の活動として、ACCUはユネスコ・アジア太平洋万人のための教育事業(Asia- Pacific Programme of Education for All)(APPEAL)と共同して「アジア太平洋識字データベース」を開発しています。これはインターネット上で公開されており(http://www.accu.or.jp/litdbase)、識字率向上のためのプロジェクトの計画、管理及び推進にとって画期的かつ効果的なツールとして好評を得ています。
  7. 提案されているアジア太平洋伝統芸能・民俗芸能データバンクは、同地域のユネスコ加盟国とACCUの共同作業によって収集された情報から構成される予定です。
目的

本データバンクは以下の目的を有します。

  1. アジア太平洋の伝統芸能・民俗芸能に関する情報を、伝統芸能・民俗芸能に関する政策立案、実際のプロジェクトの開発、研究及び教育のために収集・普及・活用すること。
  2. 伝統芸能・民俗芸能を通じて相互理解を向上すること。
  3. この分野での組織と個人のネットワークを育成すること。
  4. 伝統芸能・民俗芸能の視聴覚記録のアジア太平洋アーカイブ(動画及びデジタル視覚データによる)を将来開発するための計画の基礎を築くこと。
  5. 総じて、同地域における伝統芸能・民俗芸能の重要性に対する国際的認識を高めることによって、これら芸能の保存と振興に貢献すること。
制作者

ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)
アジア太平洋のユネスコ加盟国との協力による

参加国

以下の23か国が、最初の段階で本計画に参加するように招請されました。オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、カンボジア、中国、インド、インドネシア、イラン、日本、ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー、モルディブ、モンゴル、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、パプアニューギニア、フィリピン、大韓民国、スリランカ、タイ、ベトナム