

アンクルン・チャルク:太鼓奏者とアンサンブル
Sri Hastanto氏のコレクションから
アンクルン・チャルクは、東ジャワ州のバニュワンギ地方独特の音楽様式のひとつです。この合奏は常に対戦形式で演じられるため、そのパフォーマンスは単なる音楽的アトラクションにとどまらない劇的な雰囲気を持つものとなります。競い合うグループは、必ず同じレベルの能力、技巧を持っていなければなりません。そうでないと、競技が面白くなくなってしまうからです。
東ジャワ州のバニュワンギ地域
音楽
バニュワンギの音楽は、軽快な音色と非常に速いテンポが特徴です。バニュワンギの人々が演奏する様子を見ると、その卓越した技能に驚かされます。卓越した技能は、音楽家や踊り手にとって重要なものです。それがないと、芸術家は決して社会から認められません。それゆえ、そうした技能を競い合うチャンスとして、対戦形式で演奏を行う音楽ジャンルが存在するのです。そのひとつがアンクルン・チャルクです。
演奏に使う楽器は、アンクルンと呼ばれる竹の楽器が1ペア(2台)で、これが合奏のリーダーになります。それを少なくとも4ペア(8台)の金属(青銅または鉄)の打楽器がサポートします。ペアとなったそれぞれの楽器は、常にさまざまな洗練されたインターロッキング・パターン(訳注:あるメロディやリズムを複数の演奏者のかけあいで演奏すること)を奏でます。主旋律はアンクルンのペアが演奏します。そして、金属楽器がそれをさまざまな形に装飾していき、火の出るような熱い音楽を作るのです。数個の大きさの異なる両面太鼓クンダン(kendang)も加わります。太鼓は音楽の強弱とテンポをコントロールするばかりでなく、最も重要なもの、すなわち音楽の魂を加える役割を果たします。
競技を行う前、参加するグループには少なくとも1週間の準備期間が必要になります。それは、楽器を調整するだけでなく、戦いで敵に挑むための武器となる新曲を作らなければならないからです。
競技のときが来ると、それぞれのグループは、体が温まるまで、非常にポピュラーな曲を交替で演奏します。パフォーマンスのクライマックスは、一方のグループが秘密兵器を使用したときにやってきます。これまで演奏されたことのない新曲です。もう一方のグループは、しばらくそれを聴いています。そして、挑戦を受けて立つ準備ができたと感じると、相手のグループの演奏した曲をまねて演奏し始めます。うまくコピーできると、今度は相手への攻撃の開始です。彼らは、原曲のメロディの枠組みに添いながらも、テンポや強弱を揺さぶって(変えて)いきます。その演奏が、はじめに仕掛けてきたグループの演奏を揺さぶることに成功すると、彼らの勝ちということになります。次は、2番目のグループが最初のグループのしたように相手に戦いを挑みます。
すでに存在する
きわめて限られている(例としての用途のみ)
きわめて限られている(例としての用途のみ)
Directorate for the Arts, Directorate General for Culture, Department of National Education.
Dr. Sri Hastanto
Director for the Arts
Directorate for the Arts, Directorate General for Culture, Department of National Education
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