

人形の衣装は、蝶つがいで取り付けた手を覆うように肩から下へと垂れ下がっています。操作のために、人形の両手に2本の長い竹の棒が付けられています。
(c) ONCC
大衆演芸として、フン(Hun)は、様々な役割を果たしています。第1に、一般民衆に娯楽を提供します。人形劇の上演は、観客が「純粋に楽しむため」に行われます。次に、フン・クラボークには、多くのタイ文学と同様に、程度の差はありますが道徳的なメッセージが織り込まれています。最後に、特に感情的な場面やドラマチックな場面を見ることによって、観客は潜在意識の中でカタルシス(精神的な浄化)を体験することができます。
タイ中部
音楽、人形劇
歴史の概要
フン・クラボークについて最初に言及されたのは1895年頃のことで、ラーマ4世の子供の葬儀の際に演じられたとされています。それ以来、タイの人々の間で最も人気のある娯楽の1つになりました。ラーマ5世の時代には、多くのフン・クラボーク劇団がありました。1925年を境に人気を失ってしまいますが、タイの有名な芸術家クン・チャクラパン・ポーサヤクリット(Khun Chakrabhand Posayyakrit)が1975年に国立劇場で上演して成功を収め、改めて世間に紹介したのをきっかけに人気を取り戻しました。人形劇の復活は、伝統的な娯楽を保存しようという試みとして行われました。
特徴と上演の方法
フンという言葉は「人形」を意味し、クラボークという言葉は、竹のように中が空洞になっている木の一種を指しています。このような名前が付いたのは、演じる際に人形の頭を動かしたり調節したりできるように、本体が蝶つがいによって人形の首の下あたりで竹の棒に取り付けられているからです。同様に、本体には2本の手が取り付けられ、これも蝶つがいで動くようになっています。人形の衣装は、肩から下へ垂れ下がっており、連結部分や蝶つがいを覆っています。操作のために、衣装と同じぐらいの長さの2本の長い竹の棒が人形の両手に取り付けられています。これらの棒は、「箸」と呼ばれます。
上演の場所と時期
昔は、フン・クラボークやその他のフンは、祭りや特別な行事の間、他の娯楽が催される場所と同じところで上演されていました。
フン・クラボークには、子供から老人まで、王族から平民まで幅広いファンがいます。フンは、国王や王族の子供、宮中や賓客の前などもっぱら王宮で、あるいは、あらゆる階層の人々が参加できる寺院の境内で演じられてきました。劇場など室内でも、あるいは戸外でも演じられます。
Posaygakrit, Chakrabhand
1986 Hun Thai(『タイの人形劇』)
Bangkok: Permanent Secretary for Education Office. (タイ語)
CHANDAVIJ, Natthapatra
PRAMUALRATANA, Promporn
1998, Thai Puppets & Khon Masks
Thailand: River Books. (英語)
現在のところ情報なし
現在のところ情報なし
Ministry of Culture
Somdej Phra Pin Klao Road, Bangplad, Bangkok 10700, Thailand
電話:66-2248-5850 ファックス:66-2248-5841
電子メール:onccthailand@yahoo.com
http://www.m-culture.go.th
Fine Arts Department
Ministry of Culture
Na Prathat Rd., Bangkok 10200, Thailand
電話:66-2221-6534 ファックス:66-2225-9097
http://www.finearts.go.th
Office of the National Culture Commission
Ratchadapisek Road, Huay Kwang, Bangkok 10310, Thailand
電話:66-2247-0013 ファックス:66-2248-5840
電子メール:onccthailand@yahoo.com
http://www.culture.go.th
Ms. Sudhasinee Vajrabul
Director, External Cultural Relations Division
The Office of the National Culture Commission
住所:4 Ratchadapisek Road, Huay Kwang, Bangkok 10320, Thailand
(2004年7月改訂)
Ms. Darunee Thamapodol
External Relations Division, Ministry of Culture
4th Floor, ONCC Bldg., Ratchadapisek Road, Huay Kwang, Bangkok 10310, Thailand