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ESDが世界をつなぐ ローカルから築かれる共生社会

ユネスコ・アジア文化センター 企画課 福田 愛

「持続可能な社会」への転換に向け、次世代を担う高校生が国を越えて学びあう『アジア/北欧 UNESCO ASPnet 7ヵ国・高校生国際会議 -持続可能な社会への提案-』が、11月12日から19日の8日間、ACCUと大阪のユネスコ・スクール加盟校3校(ASPnet Osaka)主催のもと開催されました。海外からは中国、韓国、タイ、フィリピン、スウェーデン、リトアニアの高校生を迎え、各国の「持続発展教育(ESD:Education for Sustainable Development)」に関する課題を発表しあい、人と自然と社会のあり方についてディスカッションを行いました。以下は参加校の大阪教育大学附属高等学校池田校舎と大阪府立北淀高等学校による報告です。

よりよい社会(持続可能な社会)へのアプローチ
生活科実践をプレゼンする筆者

現代社会では、環境問題と人道問題は複雑に関係し合い、時に「資源の大量消費→限りある資源の奪い合い→戦争→貧困」という悪循環をもたらします。理想の社会の為には、まずはローカル(身近な視点)から理解・行動し、身近な人や自然とのつながりを大切にしながら行動する事で、次第にグローバル(世界的な視点)へと移行し、理想の社会へとより近づけるのではないでしょうか。

今、できること 〜個々から共生へ〜

「違い」を認め、尊重しあい、「自分らしく」あるためには?価値観の違いで争いや問題は起こる傾向にあります。しかし、相手の意見や周りの文化・自然・人類を大切にしながら共生していく事で理想の社会へ近づいていけるのではないでしょうか。自分の考えだけが正しいと思わず、異なる様々な価値観を認めた上で自分らしくありたいと思います。自分たちが今の社会に対し出来る事ひとつひとつが、人類皆が生活しやすい社会を作っていくのです。

ASPnet Osaka 7ヶ国の宣言

最終日にプログラム全体のまとめとして、参加生徒たちによる宣言が以下の通り行われました。

「この宣言を、地球上全ての命のために発信します。今の社会は、自分のことばかりに専念しすぎています。その結果、人は自分と他人との違いを認めることができず、差別、争い、環境破壊などを起こして相手(自然環境)のことを考えようとしない持続不可能な社会となっています。

しかし、世界は『人と人』とのつながり、『人と自然』とのつながり、そして『人と社会』とのつながりからできていて、それぞれが互いに支えあい成長しているのです。そこで私たちは、これらのつながりをより豊かにし、全ての命が持続可能性を持った共通の未来となるよう、人と人とのつながりを豊かにする次の行動から始めます。それらは、

・ 笑顔であいさつすること
・ 心から『ありがとう』を言うこと
・ 学んだことを伝え広げること

などです。しかし、これらは、人、自然、社会のつながりを豊かにする全てのつながりの第一歩です。私たちは、これらをまず自分から行動していくことで、未来の担い手である私たちが築く持続可能な社会への第一歩として提言します。」

教育大附小の礼拝部屋

国内のユネスコ加盟校が、ESDという世界共通のテーマをもとに世界中の学校と積極的に連携・交流を行い、持続可能な社会への大きな一歩となるこのような事業に、ACCUは今後も協力を続けていきたいと思います。

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