江陵端午祭
 

江陵端午祭は、朝鮮半島の太白山脈の東に位置する江陵の町とその周辺地域で行われます。これは、山の神と男女の守護神をシャーマニズム的祭礼によって讃える、大関嶺のお祭りです。伝統音楽と田植え歌(Odokddegi)、官奴仮面劇(Gwanno)、物語詩の朗読が披露される他、様々な人気の娯楽も用意されています。韓国最大の野外市場であるナンジャン(Nanjang)市場も、現在では端午祭の重要な一部となっています。この市場では、当地の物産や手工芸品などが売られ、コンテスト、ゲーム、サーカスなども行われます。

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毎年開かれ、4週間続くこの祭りは、旧暦の第4月第5日目に始まる聖酒作りとシャーマニズム的儀式の端午(Danoje)で幕を開けます。この儀式では、聖なる木(sinmok)と羽、鈴、竹でできた儀式用具hwagaeが主役を務めます。端午祭は3世紀の中国文献の中ですでに言及されています。現在の形式は、第20代朝鮮王 景宗(Gyeongjong、1720-1724)の時代に出版されたイムヨン誌(Record of Imyeong)にその基本が記されています。

江陵端午祭は今でも非常な人気を誇っていますが、過去何年にもわたって課せられてきた文化画一化への圧力と、増え続けるマスコミ報道のために、祭りの伝統的要素の一部が失われてしまっています。1970年代に韓国政府より、この伝統の担い手として正式に指名された男女の数も徐々に減りつつあります。江陵市の急激な成長と社会基盤整備の流れもまた、この祭りにマイナスの影響を及ぼす可能性があります。