国を越えて知識と実践を共有し
学び合うことの大切さ


ハッピースクールプロジェクト

ACCUが日本での国内調整を担当しているハッピースクールプロジェクトのセミナーに職員2名が参加しました。本事業は、学校での幸福感を高めることを目的に、ユネスコバンコク事務所が作成したガイドブックに基づいて日本・ラオス・タイで試験的事業を実施しています。

今回参加したセミナーはユネスコバンコク事務所主催で、学習者の幸福・社会性と情動の学習に関する知識・教育実践を共有し、学び合うことを目的として開催されました。本セミナーでは、参加国から本事業の取組を紹介する場もあり、ACCUからは日本でのプロジェクトの概要と参加校へ実施した調査の結果について共有しました。その後、参加校の1つである福山市立福山中・高等学校の上山晋平教諭からハッピースクールの枠組みに沿った同校の活動について発表がありました。4月から今まで、短い期間にも関わらず、多くの教員・生徒・保護者・地域を巻き込み、先進的活動をされている同校に、参加者から多く関心が寄せられ、ACCUとしても嬉しい瞬間でした。

セミナーでは、生徒に幸せになってほしい、という気持ちはどの国の教員にも共通していますが、生徒の幸福感を高める活動は学校内であまり実践されていないことが指摘されていました。だからこそ、本事業の意義や生徒だけでなく教員を含めた学校全体で幸福を高める活動を行っている参加校の取組を、少しでも多くの学校へ広めていきたいです。

 

■DATA■
  • 開催日時:2019年10月21日(月)~22 日(火)
  • 参加者:45名
  • 開催場所:バンコク

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