学校教育におけるESD推進


2002年に日本の提唱により「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development: ESD)」の推進が国際的に掲げられて以来、ACCUは「国連ESDの10年(United Nations Decade of Education for Sustainable Development: UNDESD、2005~2014)」「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(Global Action Programme on ESD: GAP、2015~2019)」「持続可能な開発のための教育:SDGs達成に向けて(Education for Sustainable Development: Towards achieving the SDGs: ESD for 2030、2020~2030)」など一連の国際枠組みに連動し、ユネスコや文部科学省などと緊密に連携を図りながら国内外で取組を進めてきました。特に2008年からは、日本国内でESDの推進拠点とされているユネスコスクールを取りまとめる機関として、学校教育現場におけるESDの推進に大きく貢献しています。

学校全体でESDに取り組む:ホールスクールアプローチ

GAPにおいては、5つの優先行動分野のうちの一つ「機関包括型アプローチ」のキーパートナー団体として、学校全体にESDを浸透させ、あらゆる機関とともにESDを展開させていく、ホールスクールアプローチの導入支援を行ってきました。学校全体でESDに取り組むためには、児童・生徒だけでなく、教員の価値変容も重要なテーマとなっていきます。学校に関わるすべての人たちが持続可能性について学び合うことのできるような機会を、あらゆる教育機関と共に生み出すことで、多様な教育の在り方を考えていくことにつながっています。

これからの学校教育とESD

ESDは、「持続可能な社会の創り手」の育成を掲げる2020年度からの学習指導要領においても基盤となる理念とされており、各教科でも関連する内容が盛り込まれています。世界的なESDの推進とともに、国内においてもすべての学校で取り組むことが前提となる中、ACCUが学校や先生方・教育関係者に提供するプロジェクトや教材、各種支援はますます重要な意義を持つようになりました。 ESDを知り学ぶだけでなく、実行し体感することによって、子どもも大人も大きく変容する機会を得ることができます。
ACCUの事業への参加を通して、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、公立、私立、NPO法人立の学校の違いを越えた、学びの探究が行われ、従来の教育観を超越したアイデアがたくさん生まれています。児童・生徒の学びに直結するカリキュラム・マネジメントや評価の観点はもちろんのこと、学校運営に関わる部分も、まさに持続可能性を体現するような形で実行されるようになってきています。

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