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ネットワークで創り出す新たな教育のあり方
インド教職員招へいプログラム


ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)では、文部科学省委託「令和4年度初等中等教職員国際交流事業」の一環として、「インド教職員招へいプログラム」を2022年11月6日(日)から27日(日)にかけて5日間実施しました。
 

今年度のプログラムには、インドそして日本各地より各国15名(計30名)の教職員がご参加くださいました。今回は「学校外に広がるネットワーク、地域同士がつながるネットワーク、共同財産としての教育・文化多様性」をテーマに据え、各学校における特色ある取組の共有や意見交換を行い、両国の教育や現場での実践について理解を深めていきました。
 

<プログラム実施概要>

Day 1オンライン講義:日印の初等中等教育の概要
参加者の小グループ交流
Day 2教職員交流①
日本側受入協力校の学校紹介映像に基づく意見交換
受入協力校:宮城県白石市立白石中学校・宮城県白石市立小原小中学校
Day 3児童・生徒対象ワークショップ
ファシリテーター:小川 亮氏(NPO法人SDGs Spiral 理事長)
Day 4教職員交流②
インド側受入協力校の学校紹介映像に基づく意見交換
受入協力校:The Planet CEE’s Discovery Centre・ASN Senior Secondary School
Day 5全体リフレクション・閉会式(日本の一部参加者のみ対面で参加)

 
5日間のうち2回にわたって行われた教職員交流では、参加者が小グループに分かれて交流し、所属校特有の教育実践や地域性を生かした活動などを共有するのみならず、国や地域を問わず同じ教員として共通で抱えている悩みなど様々なことを考え、話し合う時間となりました。
 
また今年度のプログラムでは、教職員同士の交流に加え、参加者の児童・生徒を対象としたワークショップも実施しました。ワークショップでは、昨年度のインド教職員招へいプログラム参加者である小川亮氏をファシリテーターにお迎えし、ご自身のSDGsに関連する取組の一つである「海岸清掃から海の問題を解決する活動」にて集めたシーグラスを用いた万華鏡づくりも行われました。参加者に事前配布された万華鏡キットとシーグラスを使って万華鏡製作が進められ、インドの先生からは「農村地域の子どもたちにとって普段体験できないような活動をさせてあげられたことが嬉しい」との声もあり、さらに、日印の児童・生徒同士も交流を楽しんでいました。
 
限られた時間の中で行われた交流ではありましたが、日印それぞれがもつ多様性に触れ、また異文化の中にある共通点に気づく機会となりました。プログラム終了後も参加された先生方そして学校間の交流が続いていくことを願っています。
本プログラムにご協力くださった関係者の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
 

■DATA■

  • 実施期間:2022年11月6日(日)から27日(日)まで
  • 参加者:インド教職員15名、日本教職員15名(計30名)

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