中国との交流


本事業は、日本と中国の教育関係者の相互理解と友好を目的に、国際連合大学(UNU)の「日本国際教育交流プロジェクト」に沿った「ACCU国際教育交流事業」の一環として、日中国交正常化30周年を記念する2002年に、初等中等教育に携わる中国教職員を招へいしたことから始まりました。2003年には日本教職員を中国に派遣し、相互交流を深め、対のプログラムとなりました。これらの交流により、国際理解促進への貢献等、事業の成果が評価され、日本教職員の派遣は、2007年から中国政府による日本教職員招へいプログラムに発展しました。2018年からは文部科学省の「初等中等教職員国際交流事業」のもとで実施・運営しています。
 

日本と中国、それぞれの国の様々な地域から集まった教育関係者が訪問団の一員として互いの国を訪れます。プログラム期間中、相手国の教育現場を訪問して「見る・聞く・話す」を体験し、訪問先の教職員や児童・生徒との交流を通して隣国で暮らす人々を身近に感じ、多面的に理解します。この経験で得た「気づき」は、自国にて児童・生徒、同僚、地域の人々へと伝えられ、国際理解が広がります。さらに訪問団の構成員同士の交流により国内のネットワークも広がっていきます。
 

中国教職員の受入れに協力する日本の学校や教育委員会にとっては、学校や教育行政の取組について海外の意見や反応を得られ、教職員や児童・生徒は準備から本番に至る過程で、中国に対する理解を深めるだけでなく、新しいことや初めてのことにチャレンジすること、人と関わるときの態度や姿勢など、日常生活に応用できる力を、国際交流の切り口から体験的に培うことができます。受入れ校や受入れ機関には中国に派遣する日本教職員の推薦を依頼し、継続的な交流を推進しています。
 

中国教育部ならびに中国教育国際交流協会との連携は事業当初より継続し、現在までに、1,805名の中国教職員を招へいし、403名の日本教職員を派遣しています。
 

2023年度に実施したプログラムの実施報告書(PDF)は下部「報告書」一覧よりご覧ください。

2022年度以前に実施した中国招へいの報告書はこちら
2020年度以前に実施した中国派遣の報告書はこちら

報告書

実施期間 概要 報告書
2023年11月26日~12月1日 中国教職員招へいプログラム/参加人数:中国教職員23名

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