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海洋保全教育 学校での実践報告
(山形県立加茂水産高等学校)

藻場造成法の研究~ガラ藻場苗の作出~

学校名山形県立加茂水産高等学校
タイトル藻場造成法の研究~ガラ藻場苗の作出~
教科等/特別活動水産科 資源増殖系 「資源増殖」
学年(または年齢)2・3学年
01 実践の特色
近年、日本沿岸域では海藻が密集する場所である「藻場」が消失する「磯焼け」という現象が発生している。本校ではこれまで、地元漁師とともに藻場保全活動を行ってきた。その中で、チェーンを海底に這わせ、海藻の苗を付着させた基質を括り付けて藻場を形成させる「Kamo モデル」という新たな藻場造成法を構築した。この手法は起伏が激しい海底やテトラポッドなどの構造物にも用いることが可能である。
 
02 実践の詳細
海藻が着生する基質として、酒田共同火力発電所で発生した石炭灰を混ぜたFly-ash Recycled Concrete (以下FRC)を用い、苗を培養した。その後、Kamoモデルと水中ウキを結ぶロープに苗の付いたFRCを取り付けた。同様に海底に這っているチェーンにもFRCを取り付け、粗放培養を行った。その結果、浮かせたFRCとチェーンに取り付けたFRCともに、一部の苗の消失は認められたものの、全体的に苗は成長しており、この手法が有効であるものと考えられた。
 
03 資料・画像・動画等
FRC基質にアカモク苗作出
浮かせて食害防止

ポスター(PDF)
 

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