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海洋保全教育 学校での実践報告
(大牟田市立天の原小学校)

森・川・海をつなぐ海洋教育

学校名大牟田市立天の原小学校
タイトル森・川・海をつなぐ海洋教育
教科等/特別活動総合的な学習の時間
学年(または年齢)第3・4・5・6学年
01 実践の特色
本校は、校区を取り巻く森林と有明海の関わりを学習し「森・川・海」のつながりを実感する実践を進めている。自分たちの住む町が川で海洋につながることから海洋教育を推進している。関連するSDGsの目標14・15を中心に、海洋教育の四つの視点「海に親しむ・海を知る・海を守る・海を活用する」を系統的に仕組んだ活動計画を作成・実施した。3年生では「川・海に親しむ」ことを目的に「海や川の生き物のために」として「生き物調査」を、4年生では「川・海を知る」ことを目的に「海や川の環境のために」として「ごみ・水質調査」を、5年生では「山・川・海を守る、活用する」ことを目的に「山・川・海と私たちのために」として「山と水田、源流と諏訪川調査」を、6年生では「山・川・海を守る」ことを目的に「自然と私たちの未来のために」として「校区・大牟田市の竹害調査」を実施した。海洋教育の四つの視点「海に親しむ・海を知る・海を守る・海を活用する」を系統的に仕組み実施した。
 
02 実践の詳細
【3年生】「海や川の生き物のために」(25時間)
  1. 有明海のことについて、知っていることを出し合う。
  2. 「有明海に生き物を調べる」という課題を作る。
  3. 近隣の小学校と分担して調査対象(野間川)を決める。
  4. 野間川に住む生き物について調べる。
  5. 分担して調査した結果を様々な人に知ってもらうという課題を設定する。
  6. 野間川や有明海の生き物を異学年の友達に発信する方法を考える。
  7. 話し合って決めた方法に従って、発信の準備をする。
  8. 近隣の小学校で調べた川や海のことについて発信する。
  9. 近隣の小学校で地域などに発信したこと(対象・方法・内容)について交流する。
(これまでの学習を振り返って)
・知らなかった生き物のことが分かってよかった。
・生き物にはそれぞれ住みやすい環境があることがわかったから、その環境をこわさないようにしなければいけない。
・自分たち人間のつごうだけを考えてはいけない。


【4年生】「海や川の環境のために」(25時間)
  1. 干潟観察など、3年生で学習したことを出し合う。
  2. 「海や川の環境を調べる」という課題を作る。
  3. 近隣の小学校の地域の地理的特徴をもとに、分担して調査対象(野間川)を決める。
  4. 野間川や有明海の清掃活動を行い、ごみや水質について調べる。
  5. 近隣の小学校とそれぞれの地域の川や海のごみの状況について知り、それらを様々な人に知ってもらうという課題を設定する。
  6. 野間川・有明海のごみの状況やごみを減らすことについて、地域等に発信する方法を考える。
  7. 話し合って決めた方法に従って、発信の準備をする。
  8. 野間川、有明海のごみの状況やごみを減らすことについて発信する。
  9. 近隣の小学校で地域等に発信したこと(対象・内容・方法)について交流する。
(これまでの学習を振り返って)
・3年生の干潟観察では、珍しい生き物がたくさんいた。野間川にも、きれいな水にしか住めない生き物がいた。それらの住処を守るために、これからごみのない川や海にしないといけない。
・そもそも出すごみを減らしたい。エコバッグを使ったり、本当に必要なものだけ買ったりするなど、できることをしたい。


【5年生】「山・川・海と私たちのために」(25時間)
  1. 有明海や諏訪川・野間川のことについて、学んだことを出し合う。
  2. 「有明海と人とのかかわりについて調べる」という課題を作る。
  3. 地域の小学校の地域の地理的特徴をもとに、分担して調査対象(自然の恩恵を生かした農業、林業の役割)を決める。
  4. 玉川付近の農業や源流から有明海までのつながりについて調べる。
  5. それぞれの地域で調べた産業と海、私たちの生活と自然(海や水)とのかかわりについて知り、それらを様々な人に知ってもらうという課題を設定する。
  6. 海を持続可能にするための取組について調べる。
  7. 山・川・海のつながりやそれらとのかかわり方について、地域等に発信する方法を考え、準備する。
  8. 近隣の小学校で調べた山・川・海のつながりやそれらとのかかわり方について発信する。
  9. 近隣の小学校と地域等に発信したこと(対象・方法・内容)について交流する。
(これまでの学習を振り返って)
・これからも海を活用しながら生活するためには、山の恵みを維持していくことや農業や林業を工夫していくことが大切。
・私たちの生活は海や水と密接にかかわっている。自然にとっていいことは自分たちにとってもいいことなので自然に良い行動をしたい。


【6年生】「自然と私たちの未来のために」(25時間)
  1. これまで海洋教育で学習したことについて振り返る。
  2. 「海・川・山と共生するための行動を考える」という課題を作る。
  3. 地域の諸団体と協働しながら活動する見通しを持つ。
  4. 大牟田市の山・森林に関する課題について聴取する。
  5. 捉えた問題を解決するための行動計画を考える。
  6. 山・森林・の状況やその影響について実際に観察・体験する。
  7. 取り組んだ活動について、発信する準備をする。
  8. 取り組んだ活動について、発信する。
  9. 環境保全課に竹の活用について提案する。
(これまでの学習を振り返って)
・地域の方や近隣の他地域の方々など、たくさんの人と一緒に環境問題について考えることで解決することができた。これからもいろいろな人と協力して問題を解決していきたい。
・自然と私たちの生活はつながっている。これから先もずっと自然にも人にも良い取組をしていきたい。
 
03 資料・画像・動画等
3年生 野間川生き物調査
4年生 有明海清掃活動
5年生 有明海干潟観察
5年生 野間川水質調査
6年生 竹調査
6年生 竹の利用方法調査

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