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9月8日国際識字デーに寄せて
識字教育3NGO団体ジョイントメッセージ


 
2019年後半に新型コロナウイルス感染症が拡大して以降、世界各国では人々が学びを継続できる方法を模索してきました。Withコロナ時代の今、次第に学校を再開し、教育を継続することができる国々もある一方で、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)によると、現在(9月7日時点)もなお約1億1450万人の生徒たちが新型コロナウイルス感染症の影響を受けています。不就学の若者や成人に学びの場を提供してきた地域の学習施設においてもその継続的な運営が難しい状況が続いています。
 
遠隔教育の推進は学びの継続に希望の光を灯しました。しかし、その恩恵を受けることのできる学習者がいる一方で、遠隔教育の提供に必要な環境整備が不十分なため、学習の機会から離れざるを得ない人々もいます。結果として、デジタル技術の拡大により、教育機会、情報の格差にさらなる分断を生んでいることが懸念され、現在も世界におよそ7億7300万人いると言われている読み書きのできない人々へも多大な影響を与えています。特に、以前に比べ状況が悪化している地域もあり、子どもたちをはじめ社会的に弱い立場にある人々がさらされている事態は深刻です。
 
そのような状況下において、「識字」とは、個人が社会とのつながりを保つための命綱です。識字能力があることにより、日常生活を安心して送ることができるようになるだけでなく、自分自身が社会の一員として包摂されていることを実感することができます。
 
9月8日は国際識字デーです。コロナ禍においても、世界では様々な人々の努力と知恵により、学びの場が提供され続けています。私たちもその一員として、すべての人々が教育の機会を継続して得ることができるよう支援していきます。
 

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター
 

「国際識字デー」

1965年9月8日からイランで開催された「世界教育相会議(テヘラン会議)」において、当時のパーレビー国王が各国の軍事費1日分を識字基金に拠出することを提案したのがきっかけで、アメリカのジョンソン大統領が米国議会に9月8日を「国際識字デー」に制定するように呼びかけ、UNESCOが制定しました。
 

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