若者主体の持続可能なコミュニティ開発

持続可能な未来を創造するためには、壮大な地球の未来に思いを馳せるだけでなく、私たちの社会が今現在抱える身近な課題を探り、その解決への糸口を持続可能性という大きな視点から探ることが重要なのではないか、そしてその原動力として、これからの未来を担い、また異なる世代間での対話を紡ぐことのできる若者の存在が大きな鍵になるのではないか…。そのような思いから、「若者主体の持続可能なコミュニティ開発プロジェクト」は始まりました。

本プロジェクトでは、南・東南アジア地域を中心に、農村部に暮らす12歳～35歳の若者の組織的な学びを促し、ベースライン調査実施などの主体的な活動を通じて地域が直面する課題を特定し、解決へ向けた具体的な行動を起こすまでの技術的および財政的支援を行いました。

　
若者による地域に根差した主体的な学びを促進することで、SDG4.7に明記される「持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能」の習得を促し、同時に、ジェンダー格差が特に大きいとされる南アジアの国々において、男性のみならず女性の地域活動への参画を積極的に支援することで、SDG5.5が示す「女性の参画および平等なリーダーシップ機会の確保」にも貢献しました。このアプローチでは、他の開発課題分野における間接的成果も多く生まれました。

2019年には、アジア各国で持続可能な地域づくりに取り組んできた若者たちの活動を綴った冊子「YOUTH CHANGES THE WORLD ～若者主体の持続可能な地域づくりの記録」を発刊しました。この冊子との出会いによって共感の輪が広がり、持続可能性と向き合う若者への応援メッセージとなることを願います。
　

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YOUTH CHANGES THE WORLD ～若者主体の持続可能な地域づくりの記録
英語版はこちらから入手頂けます。
　

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