児童/生徒評価分科会 高等学校部会


高等学校部会参加者(敬称略)
・名古屋国際中学校・高等学校
黒宮祥男
・福山市立福山中・高等学校
上山晋平
・学校法人共愛学園
見目友香
・兵庫県立川西明峰高等学校
松井健太朗
・奈良県立国際高等学校
松本真紀
・私学教員
米田謙三
・立命館宇治中学校・高等学校
八木 誠
・岡山大学大学院/アドバイザー
藤井浩樹
※記載している参加者の所属先は2022年2月時点のものです。

ポイント

◎[生徒使用の場合] いろいろなESD活動の前後に「ESD活動自己評価表」を使用することで、生徒にとって自らの自己分析や将来に対する新しい視点を獲得できます。教員は、生徒の自己評価表をチェックすることで、文章評価が必要な場面において生徒の成長要素を明確に発見できるツールになります。


◎[教員使用の場合] 教員自身が生徒の活動前後の素養を記入し、その成長を言語化します。


◎「文部科学省の学習指導要領における3つの柱」と「ESDの評価要素」(『変容を捉え、変容につながる評価のカタチ』13-14 頁参照)と「各学校の育てたい生徒像」を連動させるフォームになっているため、それぞれで評価が必要な時に言語化しやすい形になっています。


フォームの内容・使用法

ESD活動自己評価表
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記 入 欄 :
(a)我が校で育みたい資質・能力 —— 各学校の校風に合わせた育みたい資質や能力を教員が記入します。 ・・・ ①
(b)3つの柱 —— 文部科学省の学習指導要領に準拠した力
(c)ESDに関する実践活動で意識するコンピテンシー (ESDの評価要素) —— 3つの柱と相関性があるESDの評価要素
(d)ESD活動自己評価表 —— 生徒(教員)は、ESDに関する活動実施前後に言語化します。

[活動前] ESDに関する授業実施前に自己分析(教員による分析)を行います。・・・ ②
[活動後] 授業実施後に成長した要素を記入します。・・・ ③
[未 来] 授業実施後にどのようなESD要素を伸ばす必要があるかを記入します。・・・ ④
ESD評価要素の内容

説 明 欄 :ESDに関する実践活動で意識するコンピテンシー(ESDの評価要素)の説明表をつけます。ESD要素について理解を深める必要がある場合、この表について説明する時間を設けます。

そ の 他 :本フォームは、各学校の活動に応じて、フォームを最適化して使用することができるよう配慮しました。例えば、学齢に合わせてESDの要素を選択あるいは少なくすることで生徒が記入しやすいフォームになります。

部内での話し合いの様子

議論の過程で下記のような意見が出ました。

● 評価・成績という言葉でなく、ポートフォリオ、セルフチェックなどがESDらしい表現であり、「自分を振り返る、見つめ直す。先生や友達同士で見せ合う」という活動で、さらなる意見交換や気づきが生まれるのではないか。

● 他者評価は、相手との関係性が第一に大切である。また、自分自身を知っている、知っていない、どのような人間性を持っているのかなど具体的な要素の把握が必要ではないか。

モデル評価手法を活用した実践紹介

名古屋国際中学校・高等学校
黒宮祥男
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福山市立福山中・高等学校
上山晋平
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兵庫県立川西明峰高等学校
松井健太朗
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奈良県立国際高等学校
松本真紀
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私学教員
米田謙三
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