PLANET事業の持続性
1997年にPLANETプログラムが始まってから10年が経ちました。現在、PLANETプログラムがさらによいプログラムへと成長するための機運が高まってきています。以下のような実績も蓄積され、多方面からの期待も寄せられています。
- PLANET各国プロジェクトを実行する各団体の専門知識と経験
- ACCUとパートナー機関のコミットメント
- 確立されたブランドとしての“ミナ”
- 新たな団体からの興味・関心
- PLANET1 「水」、PLANET2 「森」、PLANET3 「ごみ」への継続的な関心
- PLANET4 「防災」への高まる期待
- ユネスコが主導する国連持続可能な開発のための教育の10年(UNDESD、2005−2014)
とりわけ、2005年に始まったUNDESDはPLANET教材を深化させる新たな機会となり、PLANETシリーズはESD教材として位置づけられるようになりました。これは、PLANET教材が扱ってきた“環境”というテーマ性だけではなく、相互対話型・参加型の学びの取り組み方や、気づきを行動につなげるという考え方によるものであり、これらがまさにESDの根底にある原則と一致しているのです。PLANET事業の持続可能性についての討論から、以下のような意見がでてきました。
持続可能性とは?
- オーナーシップに基づいた継続的で内発的なプロセスであること
- 時とともに変わっていく現地のニーズと一致していること
- “維持”の文化
- 3A ・・・意識の向上(Awareness raising)、態度の変化(Attitude change)、活動の実施(Action implementation)
- 3H ・・・頭(Head)、心(Heart)、手(Hands)
マスター版教材
- 時代と共に更新する必要性
- 異なる対象者に適した多様なテキストの必要性
各国版教材
<パートナーシップ>- ユネスコ内での協力、国連や他の国際機関、地域の機関との連携
- マスメディアの活用(新聞、ポスター、広告、ラジオ等)
- 既存の教育カリキュラムへ統合する
- 地域、国家、国際レベルで教材をESD促進のための他の教材やプログラムに取り入れる
- それぞれの国家計画の枠組みのなかで計画する
- フォーマル教育、ノンフォーマル教育、インフォーマル教育の既存のプログラムへ統合する
- 同じ考えを持つ市民組織、地方NGOや国際NGOの参加
- 政府からの財政援助
- 関連する法律や制作の枠組みの中での実施
- 教材の有効利用のための訓練やワークショップ
- モニタリングと評価におけるスキルトレーニング
- テーマの入門としての利用
- “ミナ”のブランド化
- PLANET関連のガイドラインを再考(実施団体の課題や現状に即したものへ)
- フィードバックに基づいてプログラムを改善するための効果的なモニタリングと評価
- 訓練を受けた教師やファシリテーター、講師による教材の利用
- 参考となる実践者の必要性
- 学習者や地域の人々によるフォローアップ活動
- “プラネット・スクール”
- マイノリティグループの学習者や教師による少数言語への適用

