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Project
背景
あらゆる段階における教育は、個人や社会が持続可能な方法で暮らし働くために必要な技能、問題意識、知識、価値観などを身につけることを可能とさせ、未来形成の礎となるであろう。持続可能な開発のための教育(ESD)とは、人間の営みや経済活動を、伝統文化や地球の自然資源への配慮と調和させる必要性を掲げた教育のヴィジョンである。
環境や開発の数多くの課題に直面する今日、地球上の生命存続のために優れたアイデアが求められている。生命存続のために物語を語ることは、古くは千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)の時代まで溯る。賢く美しかった娘シャヘラザードは、残忍であったシャーリアール王を引き込む魅力的な話を千一夜にわたり毎晩語り聞かせ、王の関心を引きつけることで、彼女自身や王国の他の女性は命を落とさずに済んだという伝説が残っている。
現代社会が、持続可能な開発の多くの問題に対する実用的な解決策を模索する中、生命存続のための物語が今、正に必求められているのではなかろうか。我々が立ち向かうのは一人の国王ではなく、我々の存在を脅かす様々な危機である。その多くは我々自ら招いたものであると言えよう。アジア太平洋地域のコミュニティ、経済界、研究者、政府などが、開発の課題や環境保全の要請への解決策や代替的方法を求めているが、革新的で模倣可能なイニシアチブを見出し、それらを幅広く紹介することにより、多くの人々を感化することができる。
アジア太平洋の地域社会は豊かな物語の伝統文化を有している。21世紀の今日、TVEアジア太平洋(TVEAP)はテレビやビデオや新メディアを含む情報通信技術を取り入れて、切実な問題を解決すべく迫力のある物語を伝えるCOEプロジェクトを実施する。アラビアン・ナイトの例えの成功の秘訣は、英雄やロマンスに富んだ冒険、散りばめられた不思議な謎、さらに先人の叡智の存在が大きかったと思われるが、これらは現代にも示唆を与えてくれる。
あらゆる段階における教育は、個人や社会が持続可能な方法で暮らし働くために必要な技能、問題意識、知識、価値観などを身につけることを可能とさせ、未来形成の礎となるであろう。持続可能な開発のための教育(ESD)とは、人間の営みや経済活動を、伝統文化や地球の自然資源への配慮と調和させる必要性を掲げた教育のヴィジョンである。
プロジェクトの目的
「地球を救う」プロジェクトは、TVEアジア太平洋によるメディア分野の地域的な事業であり、「国連持続可能な開発のための10年(2005−2014年)」への貢献を目標に実施される。本プロジェクトは、アジア太平洋地域における革新的なESD活動を紹介するテレビシリーズを作成し、配布し、普及させるというものである。また、本プロジェクトを通じて、各国内でESDに携わるローカル団体のコミュニケーション技能の向上を図る。
本プロジェクトは4つの互いに関連する活動によって構成されている。
- 素材の制作: 革新的なプロジェクトの実行者と協同し、彼らの活動のある側面をビデオに記録する。アジア太平洋地域のテレビ専門家を巻き込んで、国際水準を満たす短編テレビシリーズを制作する。TVEアジア太平洋は、制作過程で必要な専門性、機材、設備を動員する。
- 地域レベルの能力開発: マテリアル制作の一環として、映像記録の対象となる組織のコミュニケーションスキルを強化する。可能な限り、また経済的制約の許す限り、我々は地元の映像・テレビ取材班、あるいは当該国における独立した映画製作者と協同し、彼らに実地訓練の場を提供する。
- 制作物の配給: 我々がアジア太平洋地域で有する幅広い人脈を活用し、同域内のテレビシリーズを放送関係者、教育関係者、そして市民社会グループ用に活発に配布する。
- 学習と記録: 配布状況と、制作物の使途について追跡調査し、インパクトと影響について事例やその他の証拠を集める。これらは活動の最後に報告書としてまとめられる。
TVEAPによるCOEプロジェクトの詳細は、「地球を救う」プロジェクト・ホームページ、及びTVEAPのメインウェブサイトをご覧下さい。
Profile
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TVEアジア太平洋について: 映像によって、人が動く!TVEアジア太平洋(TVEAP)は、地域的な非営利組織として、テレビ、ビデオ、インターネットを用いて環境、開発、健康、社会正義の問題に関する啓発活動を行っている。アジア太平洋は世界で最大面積を占める多様な地域であり、人類の約半数の故郷であると同時に、世界の貧困層の大半が暮らすが、TVEAPは当地域の開発に絡む諸課題に応じ、可能性を探る。 当団体は1996年に設立され、国際理事会により運営される独立報道機関である。本部を置くスリランカにおいて、非株式の有限会社として登録されている。 TVEAPの諸活動は、2002年以降、5つの主要分野に編成されている。2006年初め、3年計画を策定するに際、内部で再検討を行った結果、下記の通り、新たに6つ目の分野が加わった。
現在、我々の活動は、以下のサブ地域(東アジア、南アジア、東南アジア、南太平洋)を網羅しているが、中央アジア地域での活動には着手していない。 過去10年間、TVEAPはアジア太平洋地域の国連機関、地域の組織、研究機関、そして市民グループと密接に連携し、彼らが映像に戦略的にアクセスし、映像の力を用いることで、開発について自らの知識や分析や視点を情報発信する支援を行ってきた。TVEAPの強みは、非常に複雑で技術的であり論議を呼ぶ開発課題を、魅力的で分かりやすいコンテンツにする点である。我々は単に制作するだけの組織に止まらず、コンテンツを放送、教育、市民社会、活動家のユーザーに能動的に配布し、多数のメディアの形式と場を活用することを同等に重視している。 |
Photo copyright © Television for Education-Asia Pacific (TVEAP)





