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無形文化遺産(芸能)
 

バングラデシュ

バウル・ガーン
(Baul Gaan)

(2005年ユネスコ人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言)

神秘主義の歌 (バウル・ソング)

バウル・ソングは、一種の神秘主義の歌です。この種の歌は、バウルとして知られる宗教信仰者の一団によって生み出されました。
選定の理由

ベンガルの文学・文化の中でバウル・ソングは特別な位置を占めています。一見すると別の言語のように思われるウルドゥー語やヒンディー語が、実際は南アジアの他の地方原語と結び付いているように、バウル・ソングはベンガルの文学・文化において特別な意味を持つとみなしてよいでしょう。

演じられている地域/場所

バングラデシュ全土の農村地域

芸能の基本要素

音楽

詳細

バウル・ソングは太古から存在しています。この歌は、愛と献身の表現であり、エクタラ(ektara)という一弦の楽器による伴奏をともなって歌われます。

バウルは、タントリック・バウル(Tantric Baul)、シャダーク・バウル(Shadhak Baul)、ダルベシ・バウル(Darbeshi Baul)、カビ・バウル(Kabi Baul)、グル・バウル(Guru Baul)など、いくつかの種類に分類することができます。バウルの哲学は、主にグル・バッド(Guru Bad、師への献身によって神秘体験を得る宗派)とサハジャ(Sahajia、人類愛を通じて高度な神秘体験を得る宗派)に基づいています。

地方の文化がバウル詩人に与えた影響は一目瞭然であり、それによって種類ごとの違いも説明がつきます。バウル・ソングは、永遠を求める無限の精神的探究の完結を表現しているため、抗しがたい魅力を帯びています。

ラロン・シャハ(Lalon Shah)とハサン・ラジャ(Hasan Raja)による歌は、バウル・ソングの究極の姿を例示しています。
(a)ラロン・シャハ:非常に優れた才能に恵まれたバングラデシュの詩人。彼の歌には、人間の魂の最も奥深い体験が表現されています。
(b)デュワン・ハサン・ラジャ:純粋神秘主義派の詩人。シレット出身。

この2人の詩人は、その宗教歌を通じて不朽の名声を得ています。

文献図書資料

現在のところ入手可能な資料なし

聴覚資料

Radio Bangladesh, Agargaon, Dhaka.

視覚資料

Bangladesh Television, Rampura, Dhaka.

保存と普及に携わる機関/団体

なし

データ提供者

Azad Rozana
Research Officer, Music
Center for Education, Creative and Performing Arts
住所:64/C Green Road, Dhaka - 1205 Bangladesh