2001年および2003年に宣言された傑作の紹介
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2001・2003・2005年のリスト
- 2005年の傑作-
複数国にまたがる傑作
° 世界遺産と関係あり
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人類の口承及び無形遺産の傑作:

"ガリフナの言語、舞踏および音楽"
 
宣言年:
2001年

国名:
ベリーズ、ホンジュラス、ニカラグア

所在:
ベリーズ、ホンジュラス、グアテマラ、ニカラグア:ベリーズにある10のガリフナ族のコミュニティ、ホンジュラスの30以上のセツルメント、グアテマラの2つのセツルメント、及びニカラグア・パールラグーン地域の3つのセツルメント

関係するテーマ:
口承の伝統と表現
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解説:

 
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ガリフナの人々は、1797年にセント・ビンセント島を余儀なく逃亡したのち、中央アメリカの大西洋岸沿いに離散して定住しました。ガリフナの人々は、カリブの先住民族とアフリカからきた人びとの混血で、現在はホンジュラスやグアテマラ、ニカラグア、ベリーズにコミュニティーを築いています。ガリフナの言語は、アラワク語族に属し、何世紀にもわたる迫害や言語上の帝国主義をくぐり抜けて生き残ってきました。もともとガリフナ族には、通夜や大きな集会での催し物として語られてきた数多くの物語(ウーラガ:uraga)があります。この語りの技は、言語の衰退に伴って、現在、失われつつあります。ガリフナ語は歌や踊りと非常に強いつながりがあります。その旋律には、アフリカ文化とアメリカインディアンの文化要素が溶け合い、歌詩にはキャッサバ栽培や漁、カヌーづくり、テラコッタの家造りなどが歌い込まれていてガリフナの歴史や伝統知識の貯蔵庫となっていると言っても過言ではありません。踊りは、通常3種類の太鼓の音色に合わせて踊りますが、儀式のときには観客も踊り手たちに混じって一緒に踊ります。これらの歌には、特にある種の行為に向けられた風刺がかなりたくさん込められています。

消滅の危機:

経済移民や民族差別に加え、ベリーズの学校教育からガリフナ語が一切使われないことなどにより、ガリフナ語は消滅の危機にあります。ガリフナ語は今も広く話されていますが、ガリフナ語で教えている学校はたったひとつの村にしかありません。そのため、若者たちは自分たちの言語の歴史も分からないだけでなく、使いこなすことすらできません。こうした状況のため、ガリフナ族は「強い文化」の影響を受けやすくなっています。

行動計画:

全国ガリフナ会議(National Garifuna Council:NGC)がガリフナの指針を取りまとめ、ベリーズ政府との間で覚書に調印したことにより、ガリフナ文化の正式に認知する方向に、政府も取り組むこととなりました。家庭でガリフナ語を使用し続けていくことはもはや難しいことから、学校、特に小学校がガリフナ語を推進し、失った威光を取り戻す必要があります。同時に、高等教育での研究助成や、祭りを主催するガリフナの文化センターの設立が計画されています。さらに、ガリフナ遺産公園(Garifuna Heritage Park)の建設計画や、若者たちにコミュニティーへの積極的な参加を促すという計画もあります。